湘南クレマチス園の歩み
湘南クレマチス園は家族経営のクレマチス専門農園です。花屋でアルバイトをしていた父(落合小一郎、元会長)が「クレマチスは流行る!」と直感したことが始まりです。本で小沢一薫氏を知り「弟子にして下さい!」と直談判。小沢さんはクレマチス業界の先駆者として名が知られた方です。
小沢さんから「とりあえずこれを育ててみろ」と渡された苗でしたが、何も分からない父は土と生の油粕を混ぜて植えて鉢の中の土はカビで真っ白に。それを見て「そんなことも知らないのか…、それならうちに来い」と言っていただき、2年間の研修が始まりました。1971年のことです。小沢さんは1年間で地下足袋を10足履きつぶす程の働き者、ついていくのは大変だったそうです。
その後、働くのが大好きの母と真面目な祖父母が加わり、規模を少しずつ大きくしていきました。その当時自宅には図書室という愛称の本棚で埋め尽くされた部屋があり、活字中毒の両親の本がびっしり。小説の他に仕事関係の本が2メートルぐらいの幅で床から天井までありました。「全部読んだの?」と聞いたら「読んだよ」と当たり前のように答えた父を見て子供心に働くって大変なんだなぁと思いました。
その後、体力勝負の姉がパートとして加わります。さらにバーベキューの炭の位置をミリ単位でこだわる弟と、1年間同じおかずを食べているマイペースな妹(私)が加わり、現在の形となりました。「根がブツブツだけど何?」「それコブコブ病だよ」「コブコブ病ってネットで調べたけど分からなかったよ」「コブコブ病って正式名称じゃないの??」数か月後「ネマトーダだった…」というほど3人とも植物は門外漢でした。
皆様に「良い苗を作るようになったね」と言っていただけるほどに成長できたのは同業先輩方だけでなく日本クレマチス協会の皆様からも沢山のご教授を頂いたお陰と感謝しております。「良苗作りが基本」という父母の教えのもと、これからも精進していきたいと思います。
落合まな
ひなちゃん 長女様作出
初夏のおとずれ 三女まな様作出
さざなみ 長男様作出



