村井 良徳

 

1980年、神奈川県鎌倉市生まれ(育ちは横浜市)

2025年現在、国立科学博物館 植物研究部・研究主幹(兼 筑波実験植物園・研究員、兼 標本資料センター・コレクションマネージャー)

2025年より、日本クレマチス協会・顧問

 

植物の多様性に関するさまざまな研究を行いながら、その多様性の保全、さらに展示・学習支援にも取り組んでいます。主な研究は、高山植物の化学成分(花の色素や葉の機能性成分)の分析や、絶滅危惧種や資源植物の特性評価のための栽培研究などですが、長年にわたる成分分析の経験、また保全に直結する栽培技術などは、カザグルマをはじめとするクレマチスの研究や保全にも活きています。

 

筑波実験植物園(茨城県つくば市)では、着任時より日本の野生植物を展示する生態区を担当しているほか、以前担当していた植栽区では「日本の野生種をもとに花開いた園芸植物」の展示コーナーを作り、セミナーで紹介するなど、日本の野生植物および園芸植物の多様性や魅力を伝えることにも努めています。

 

また筑波実験植物園ではクレマチス園も担当しており、気候変動やモグラなどをはじめとする様々な問題に直面しながら、栽培方法の改良や、栽培マニュアル作り、技術指導なども行い、日本最大級のクレマチスコレクションの維持とさらなる発展に取り組んでいます。レトロな園芸品種(栽培品種)の保存や、最新品種の導入も積極的に行っています。例年ゴールデンウィークから6月上旬頃に開催される「クレマチス園公開」では、はじめてクレマチスを見る方でも分かりやすい(多様性が理解しやすい)展示を目指して、予算が限られるなか地道に改良を続けており、展示案内やセミナー、栽培講座なども担当しています。一人でも多くのクレマチスファンが増えると嬉しいです。自宅でもテッセンなどのクレマチスを栽培しています。