日本クレマチス協会 広島支部では、広島県内に残るカザグルマの自生地を守るため、継続的な見守り・保全活動を行っています。
今年は、早咲きクレマチス展が終了した翌週末の 5月9日 に、広島県北の各地域を巡り、カザグルマの観察を実施しました。
私は昨年の遅咲きクレマチス展(5月末)で入会したため、今回が初めての見守り活動への参加となりました。
A地域:自生地の観察
A地域は、支部としても久しぶりの訪問となりました。
先輩方も過去の記録や記憶を頼りに、現地の方へ聞き込みをしながら、従来観察されていた地点を一つずつ確認していきました。
かつて観察されていた地点では、今年もカザグルマを確認することができましたが、株のボリュームは以前より減少している印象 です。
また、以前は多くの株が見られた場所では、今回は全く確認できませんでした。周囲を覆うように繁殖した低木の影響で、日照が確保できなくなっていることが要因ではないかと考えられます。
B地域:地元の方のお庭を訪問
B地域では、カザグルマを大切に育てておられる地元の方のお庭を訪問させていただきました。
広島支部では、このように 地域でカザグルマを育てている方々との交流 も大切にしています。
お庭には美しく手入れされたカザグルマが植えられており、自然繁殖している株も見られました。
県北らしい静かな環境の中で、ゆっくりと観察することができました。
C地域:広範囲の自生地を巡回
C地域では、広い範囲を車で巡回しながら観察を行いました。
その結果、多くの地点でカザグルマを確認 することができ、これまでの観察地点に加えて、新たなポイントも見つけることができました。
また、護岸工事の影響で一時的に姿が見られなくなっていた地点でも、今年は再びカザグルマを確認でき、嬉しい発見となりました。
ただし、こちらのC地域ももA地域と同様に、従来と比べると株のボリュームは減少傾向にあるようです。
今後の課題と取り組み
現在の観察活動は、どうしても 個人の記憶や記録に依存しがち であり、経験豊富な先輩方の同行が欠かせない状況です。
しかし、日程が合わず参加できないケースもあるため、今後は 観察記録を支部内で共有し、継続的に見守り活動を行える体制づくり を進めていきたいと考えています。














